わたしの総務課長様 あとがき


 わたしの総務課長様  最終回を終えて


 「わたしの総務課長様」、孝一郎の多忙で波乱な日々でしたが、お読みくださってありがとうございました。
 孝一郎も一生懸命やっているようですが、世の中そんなに甘くないだろ、という作者である私のツッコミを書いてみようと思ったのがこの「わたしの総務課長様」です。
 真鍋副社長に「自分勝手も甚だしい」とお説教をされてしまった孝一郎。少し自分を失っていたようですが、瑞穂やまわりの人たちに助けてもらいながら自分を持ち直した彼はやっぱり常盤孝一郎でした。そして彼を思う瑞穂の心。 瑞穂にも孝一郎にも我慢のとき、忍耐のときでしたが、ふたりがいろいろな事があるなかでより確かな気持ちを確認できたのではと思っています。
 この続編もやはりシリアス多めだったのですが、一度完結しているお話だったら登場人物や設定が決まっているので続編にしろ番外編にしろエピソードで楽しく読ませるようなお話を書けばいいのにと自分でも思っていても、 つい書くならああいうこと、こういうことがあって、だからこうなって〜、というのを書きたくなってしまう私って貧乏性です。なので「わたしの総務課長様」もらぶらぶ幸せエピソード満載なんて話にはなりませんでしたが、ふたりがあれよあれよで結婚してしまうよりは良かったかな、なんて自分への言い訳にしています。

 今回も連載中はたくさんの拍手やコメントをありがとうございました。いただいたすべてのコメントもいつもありがたく繰り返し読んでいます。瑞穂や孝一郎のことを身近に感じていただけているようでとても励みになりました。たくさんの応援ありがとうございました。


2010.06.25

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